熱川温泉について
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熱川温泉について

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中森ちさと

玉翠とゆもりびとが生まれた、熱川温泉ってどんなところなんですか?そもそもどこにあるんですか?

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太田宗志

熱川温泉は、静岡県の東伊豆町にある温泉地です。有名な観光地ですと、熱海と下田の真ん中くらいです。最寄り駅は伊豆急行線の伊豆熱川駅です。

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中森ちさと

伊豆半島の東側なんですね。どんな温泉地なんですか?

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太田宗志

坂にある温泉地で、坂の一番下に海岸があります。坂の途中と海岸線に沿って、約15の宿泊施設、10の飲食店が点在しています。また、熱川の温泉を使用して動物を管理している、熱川バナナワニ園も有名ですね。なにより特徴的なのは、温泉が自然湧出する”温泉櫓(やぐら)”といわれる、温泉を管理する塔が13本ほど点在しています。面積あたりの本数ですと、日本で一番です!その自噴源泉の一つ、お湯かけ弁財天は、熱川温泉のシンボルの一つとなっています。 熱川バナナワニ園や、熱川の旅館の情報は、こちらをご覧ください。

熱川バナナワニ園の写真

引用: 熱川バナナワニ園

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中森ちさと

温泉櫓というのは初めて聞きました。温泉を管理するって、何をするんですか?

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太田宗志

温泉櫓は、熱川温泉の温泉を切っても切れない関係にあります。熱川温泉は約90度と高温な温泉が自噴しています。自分する、自ら噴き出すため、何もしないと周囲に溢れ、けが人がでてしまいます。温泉が飛び散らないようにするのが、温泉櫓の役割の一つです。実は、温泉櫓の下には、約400mの配管が垂直に通っています。そして、熱川の温泉は高温で温泉の成分が多く溶けています。そのため、多くの湯の花がつきます。その湯の花が配管につかないようにするため、源泉掃除をする必要がります。掃除をするための掃除用の配管を長くするために、高さを持たせる役割として、温泉櫓があります。 自噴温泉について、温泉の温度と成分の関係、温泉櫓と源泉掃除のより詳しい情報は、こちらで説明しますので、ぜひご覧ください。

熱川温泉の温泉櫓
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中森ちさと

温泉櫓は、熱川温泉の象徴ともいえるものなんですね。温泉櫓をはじめ、熱川温泉にはどのような歴史があるのですか?

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太田宗志

熱川温泉は、室町時代に、江戸城を築城した太田道灌が発見したとされています。川に湯気が立っていることに疑問に思った太田道灌公が、なんて熱い川なんだといい、熱川になったと聞きます。その後、湯量が多く泉質がいい温泉が観光客から評価され、明治、大正、昭和と旅館が増えていき、今に至ります。また、実は、創業百余年の玉翠は、現存する旅館の中では一番の老舗なんです。

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中森ちさと

湯量は温泉櫓の数からもわかりますが、熱川温泉の泉質はどんなものなんですか?

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太田宗志

13本の櫓から湧出する熱川温泉は、実は一本一本、微妙に泉質が違うんです。共通するのは、約90度と高温であること、高温ゆえ美肌成分をはじめとした成分が多く溶けていること、塩化物泉、硫酸塩線が多く弱アルカリ性が多いことですかね。百聞は一見にしかず、ぜひ、一度美人お湯と称される熱川温泉の温泉を堪能してみてください。熱川温泉の旅館組合や観光施設の情報は、こちらです。ご参考までに。

熱川バナナワニ園の写真

引用: 伊豆 熱川温泉旅館組合

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