湯守り(ゆもり)とそのお仕事について
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湯守り(ゆもり)とそのお仕事について

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中森ちさと

そもそも、湯守りってなんですか?

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太田宗志

湯守り(ゆもり)とは、現在では、温泉を管理する職人です。

 

江戸時代くらいは温泉が今以上に貴重であったため、温泉に入るため、税金が徴収されていたようです。

その税金を徴収する仕事、温泉奉行が、湯守りであったと聞いています。

 

時代が流れるにつれ、湯守りは、温泉を管理する仕事に変わっていきました。

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中森ちさと

昔からあるものなんですね。

現在の湯守り、温泉を管理する仕事とは具体的にどんな仕事なんですか?

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太田宗志

温泉の管理は、大きく分けて、源泉や設備の管理、お風呂・温度の管理に分けられます。

 

自家源泉を持っている玉翠においては、

湯守りは、源泉や配管の状態の管理、お風呂の温度の管理、両方をしています。

 

自家源泉については、後ほど詳細をお伝えします。

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中森ちさと

温度の管理って、どういう風にするんですか?

家のお風呂だと、湯沸し器で簡単に管理ができますよね。

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太田宗志

たしかに、ご家庭のお風呂ですと、湯沸し器で一発です。しかし、玉翠の温泉は、元の温度が100度近くあるため、湯沸し器は使用できないんですよ 笑 そのため、湯守りが人の手によって管理しています。

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中森ちさと

"人の手で管理しているんですね。でも循環ていわれるものなどは使用しなんですか?

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太田宗志

するどい質問ですね。循環器と源泉かけ流しは、別の機会にお話をするとして、機械で温度管理をすることも可能です。

例えば、この温度で一定で保つような機械ですかね。玉翠でも、温度管理の機械を検討したこともあります。

しかし、機械では、70点の温度管理しかできないというのが、結論です。

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中森ちさと

温度管理に点数があるんですか?だとしたら、どういう温度管理が100点なんですか?

吹き出し右側用のアイコン 五代目湯守り
太田宗志

100点というのは、温泉に入る人が、「これ以上にないいい湯だ。」といってくれることが100点です。

そして、温泉に入る人の肌は、一度の違いによって、熱い、温いが異なります。「泉質」であること。

 

家のお風呂でも、41度と、43度だと、大分体感温度が異ります。

更に、雨の日、晴れの日、寒い日、暑い日、その日の気温、気候、もっというと湿度によっても体感温度は変わってきます。

 

つまり、その日と温泉の状態によって、「これ以上にないいい湯だ。」は異なってきます。

 

そのため、その日にとって、ベストな状態を作るには、人の手で管理する他ありません。

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中森ちさと

奥がとても深いんですね。湯守りの仕事をしていて失敗したことや、大変だったことはありますか?

吹き出し右側用のアイコン 五代目湯守り
太田宗志

それは話し出したら、かなり長くなりますね。そのため、場所を改めて、こちらで失敗談を語ってみました。

 

ぜひ、ご覧ください!

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