おすすめポイント
2.温泉の湯気であふれている10メートル程の洞窟内は、天然の美肌ミストサウナ。こちらで美肌気分になれる!
3.看板が多く設置されており、温泉やこの地にまつわる歴史を知ることができる!
熱海の伊豆山地区に古くからある、「走り湯」。伊豆で温泉を扱う事業者としては、憧れ、伝説的なスポットです。日本三大古泉として認定されている源泉であるため、観光客の方にとっても希少なスポットです。こちらの体験レポートは、私が運営している、伊豆の観光情報サイト、「いずみーる」からの抜粋です。
こちらはアクセスが良くはないため、ここにいくという目的がなければ到達できません。伊豆山神社の道を海岸線沿いまで下に下ります。熱海市街からですと、降りる道がわかりにくいため、要注意です。海岸線沿いまで降りると、当然ですが熱海の美しい海が見えてきます。ここからは初島がよく見えます。おそらく厳密な駐車場はないので、邪魔にならないように駐車します。
車を停めると、伊豆山温泉という立派な看板があり、その横側に走り湯という記載もございます。
この付近に走り湯の歴史や、走り湯内部の説明の看板も設置されています。こちらにて全ての説明はいたしませんが、横穴式源泉という珍しい源泉であり、これにまつわる様々な歴史があるということが記載されています。一般的に、温泉は、地面と垂直に掘削します。場所によっては数百メートル掘ることもあるので、地面と平行ですと、ボーリングができないためです。そして、自噴する温泉も地面と垂直に自噴することが大半です。そのような中、こちらの走り湯は、地面と平行に自噴します。山腹から湧き出たお湯が、海に走るように湧き出たことから、走り湯と呼ばれたそうです。こちらの現象は、現在ではもちろんですが、1200年前の発見当時は、超常現象のように考えられたことでしょう。そのため、こちらが修行僧のメッカになりました。その歴史や伝説が詳細に記されています。
解説を読んで階段を少し上ると、石像があり、その奥に走り湯の案内があります。
高さが1メートルほどのトンネル。この奥に源泉があります。このトンネルの中は湯気であふれており、写真の撮影は困難です。そして、温度と湿度が高いので、メガネがかなり曇ります。その温泉の湯気は伊豆山温泉の泉質であるため、硫黄などの臭いがない無臭です。保湿や美肌の効能がある温泉であるため、このトンネルの中は、美肌のミストサウナ。肌がすべすべになったような感覚が得られます。しかし、こちらに10分以上いるのはおそらく厳しいでしょう。こちらの動画は、トンネルの中を撮影したものです。ぜひ、ご覧ください。
走り湯から少し階段を上がると、走り湯神社と鳥居が目につきます。そして、こちらから階段を800段ほど登ると、伊豆山神社にたどり着けます。しかし、残念ながら、走り湯から伊豆山神社に階段を使用して足を運んだことはございません。体力に自信がある方は、ぜひ挑戦してみてください。